今回は、登山の際にジュニアが身につけている服装などを紹介したいと思います。
もし、小さなお子さまを連れて登山やキャンプを計画されている方がおりましたら、参考にしていただければと思います。
なお、本記事は2~4歳、身長80~100cm前後の幼児を対象として記載しています。
モンベルで一式調達可能
以前、別記事にてスキー場における幼児の服装について紹介しました。
その記事で書いたことと被るのですが、子どもの登山用品はモンベルで揃えると便利です。その理由は、下記のとおりです。
- 必要な装備が全て一店で揃う。
- 分からないことは店員さんに聞くことができる。
- 品質が優れており、同等の機能を持つ商品と比較してリーズナブル
- 子供の成長に合わせて長く使えるモデルがある。
- サイズ展開が豊富で、未就学児向けのモデルが多数展開されている。
特にサイズ展開についてモンベルは他ブランドの追従を許さず、登山靴は16㎝~、フリースは70㎝~と幼児向けの高機能製品を多数販売しております。特に未就学児を連れての登山を計画されている方には、モンベルショップは強い味方となるでしょう。
何を買うべきか
モンベルの公式サイトで紹介されているように、上から下まで全て揃えてしまうのも良いかもしれませんが、使用頻度やサイズアウトのことを考えると、一式全て買いそろえるのはあまり現実的ではないかもしれません。家にある衣類で代用できるものもあるでしょう。
私の考えでは、靴、レインウェア、トレッキングパンツは登山用のものを購入した方が良いかと思います。他の衣類は普段着ているもので代用できますが、この3点は日用品では登山に求められる性能を満たすことが難しいためです。
以下、それぞれについて詳しく説明します。
買った方がいいもの
登山靴
必要性を痛感した登山
最初の頃は、ジュニアは普段使用しているスニーカーで山に入っていました。しかし、7回目の登山となる谷川岳において、登山靴、そしてレインウェアの必要性を考えさせられたのです。
当時の谷川岳は麓では雨が降っていなかったものの、霧、時折小雨といった天候でした。この時は結局熊穴沢避難小屋で引き返す決心をしたのですが、決め手となったのがジュニアの靴の濡れでした。
撥水加工のなされていないスニーカーなどは、雨が降っていなくても地面が濡れていたり、霧が発生していれば容易に濡れてしまいます。また、晴れた日でも前日に雨が降っていれば、沢筋では道がぬかるんでいたり、水が残っていることもしばしばです。私はジュニアのおともだち家族とも何度か登山に行っているのですが、靴が濡れてしまうことが多く、親御さんは苦慮していました。
なぜ幼児に登山靴が必要か
天候の悪い日には子連れでは登山に行かない方も多いと思いますが、私は少々の雨ならば山に行きたいと考えています。また、天候の良い日を選んだとしても、山の天候は変わりやすく、先述のように霧や沢の水たまりで靴が濡れるリスクは常にあるものです。
子どもの靴が濡れると体温の低下につながるだけでなく、不快感や靴擦れなどの様々なトラブルにつながってしまいます。また、登山用の靴はその防水性だけでなく、靴底も滑りにくいように作られており、転倒のリスクを軽減します。以上の理由から、谷川岳の登山を終えた後、我々はジュニアに登山靴を購入しました。
ただでさえ成長の早い幼児期、靴は長くても1年程度でサイズアウトしてしまいます。かと言って、大き目のサイズを買うと靴擦れの原因になったり、靴が脱げてしまうなどのトラブルを招いてしまいます。それでも幼児に登山靴を用意するか…悩ましい選択ですね。
防水性を備えた登山靴は、キャンプでも活躍します。雨の日に子どもと登山に行く方はあまりいないかもしれませんが、キャンプであれば雨に降られることは結構ありますよね?そんな時、防水性のある登山靴とレインウェアがあれば、雨の中でも存分に遊ぶことができます。また、雪の降る地域への旅行やスキー場でも防水性のある登山靴は活躍します。
感受性の豊かな子どもにとって、雨は非日常に包まれた特別な世界への入り口です。そんな雨の世界に飛び込むため、登山靴を1足用意しておくのも良いかもしれません。
どんな登山靴が良いのか
コロンビアやキャラバンなど他のブランドが出している登山靴はほとんどが19㎝からのサイズ展開であり、18㎝以下のサイズを出している主要ブランドはモンベルのみと言っていいのが現状です。よって、未就学児を連れての登山やキャンプを計画されている方は、まずモンベルで検討するのが良いかと思います。
我々がジュニアに購入したのはモンベルの「ティトンブーツ Kid’s 15cm」だったのですが、現在このモデルは生産しておらず、同等品は以下の商品となります。防水性を備え、靴底が滑りにくくなっています。

16㎝からのサイズ展開なので、大きすぎる場合はインソールで調整するのが良いでしょう。

レインウェア
なぜ幼児にレインウェアが必要か
登山において、バックパックや登山靴と並んで「三種の神器」と呼ばれることもあるレインウェアですが、幼児を連れて山に行く際は必須の装備と言えるでしょう。山では天気の急変や、道迷いなどの不測事態によって雨の中を行動せざるを得ない状況に陥るリスクがあるためです。雨に降られ続けると夏でも低体温症になるリスクがあるため、わが子がそのような状況に陥るのを防ぐために、たとえ快晴の日でも「命綱」としてレインウェアは必ず携行したいものです。
普段使用している傘やポンチョではどうかという意見もありますが、木の生い茂る山の中で傘をさすことは多くの場合で難しく、また手がふさがってしまうので危険です。また、ポンチョは下半身が濡れる恐れがあるため、山での使用はおすすめできません。
どんなレインウェアが良いのか
レインウェアには、雨を防ぐための防水性と、内部の水蒸気を放出する透湿性の両方が必要です。日常生活での使用を想定されているレインウェアは防水性・透湿性のいずれもそれほど高くない可能性が高いので、山に持っていく場合はスペックを確認しておくと良いでしょう。透湿性については、幼児はそれほど激しく運動することはないので、さほど高い必要はありませんが、普段のお子様の運動力や発汗量を考慮して購入するといいかと思います。
レインウェアは雨の中だけでなく、風から身を守るため、またはちょっとした防寒のためにも使用します。シーンに応じた仕様ができるよう、上下一体となったつなぎタイプではなく、セパレートタイプが望ましいかと思います。風が強い時は上だけ、雨は降っていないがぬかるみや水たまりが気になる時は下だけ着せる、といった使い方ができます。
モンベルでは、セパレートタイプのレインウェアは90㎝から展開しています。

トレッキングパンツ
なぜ幼児にトレッキングパンツが必要か
子ども連れの登山で、靴に次いで問題となりやすいのがパンツです。普段使いの綿のパンツは、濡れた際に乾きにくい上、冷えの原因になります。また、山では座ったり歩いたりで何かとパンツが汚れますが、綿に着いた泥汚れを落とすのは至難の業です。泥汚れが落ちない嘆きは、一緒に山歩きに行ったジュニアのおともだちのご両親から幾度となく聞いています…
撥水性を備えたトレッキングパンツであれば汚れが付きにくく、落とすのも簡単です。キャンプなどのアウトドアでも一枚あると重宝します。
どんなトレッキングパンツが良いのか
モンベルで販売している下記のトレッキングパンツは、ストレッチ性と撥水性を備え、登山やキャンプを含む外遊びに最適です。100㎝からのサイズ展開ですが、モンベル独自の「サムエシステム」により、90㎝ほどの身長でも無理なく履くことができます。

その他、あればいいもの
ソフトシェル
ソフトシェルとは、撥水性、防風性、保温性、通気性を備え、1枚何役もこなすという行動着のことを指します。風の強い時、小雨が降り始めた時、肌寒い時など様々なシーンに対応するため、とりあえず1枚持っていると何かと重宝します。
モンベルのソフトシェルの代表格ライトシェルジャケットは、なんと80㎝からのサイズ展開があります。


シャツ・インナーウェア
汗をかくことが想定される場面では、綿ではなく速乾性を持つシャツを着ることが望ましいです。汗で濡れた綿のシャツは想像以上に体温を奪います。
モンベル独自の高機能素材ジオラインを使用したインナー上下が、90㎝から販売されています。


防寒着
天候の急変に備え、万が一のためフリースや中綿orダウンジャケットを持っていくことが望ましいでしょう。モンベルのフリースは70㎝から、中綿orダウンジャケットは100㎝からのサイズ展開があります。
登山やキャンプでは、風や雨を防ぐためレインジャケットを一番外に着ることを考えると、中間着であるフリースや中綿orダウンジャケットはフードなしの方が良いかと思います。



トレッキングポール
足の短い子どもにとって、下りは登り以上に難しいものです。トレッキングポールがあると、下りでも比較的安定して下りることができます。
モンベルは、トレッキングポールも子ども用のものを揃えています。さすがと言いますか、家族トレッキングをサポートしようとする強い企業意思を感じますね。

手袋
子どもは転ぶことが多く、また何でも拾うため、手を保護するための手袋があるといいでしょう。高性能なグローブもありますが、軍手でも十分だと思います。
ヘルメット
谷川岳や瑞牆山など、鎖場や岩の多い山ではヘルメットが持って行った方が良いかもしれません。
ジュニアは比較的頭囲が大きかったため、大人用のヘルメットの小さいサイズ(S/M)を調整して使っています。ぺツルの「メテオ」は登山用だけでなく、スキーツーリング用の安全規格をクリアしたヘルメットであり、ゴーグルとの相性も良いためスキー場でも使用しています。
抱っこ紐
幼児を山に連れて行った場合、最初から最後まで自分の足で歩き通すということは稀であり、多くの場合において抱っこする必要が生じると思います。その時、両手を使って抱っこするのは親子ともに危険です。なので、抱っこ紐を使って子どもを体に固定したうえで、しっかり両手を使って歩行するほうが望ましいでしょう。
普段使用している抱っこ紐を使用しても良いですが、モンベルから出ている「ポケッタブル ベビーキャリア」を強く推奨します。これはコンパクトに折りたためるほか、子どもの頭の揺れを防止するメッシュフードがついており、子どもが寝た時に効果を発揮します。山道を歩くとどうしても頭が上下左右に振れてしまいますが、このフードはそのような振れを軽減し、子どもの頭を振動から守ってくれます。オプションで、ウォーマーやレインカバーも付けることもできます。


幼児の登山グッズはモンベルが最有力候補
以上紹介したように、子どもを登山に連れていく場合は最低でも登山靴、レインウェア、トレッキングパンツは専用のものを揃えた方が安心かと思います。
子ども、特に未就学児の登山用品を揃えるならば、以下の理由からモンベルが最有力候補となるでしょう。
- 必要な装備が全て一店で揃う。
- 分からないことは店員さんに聞くことができる。
- 品質が優れており、同等の機能を持つ商品と比較してリーズナブル
- 子供の成長に合わせて長く使えるモデルがある。
- サイズ展開が豊富で、未就学児向けのモデルが多数展開されている。
本ブログでも子連れ登山についての記事を多数書いておりますが、子どもと一緒に山に登るのは親子にとってとても楽しい体験になりえます。是非、必要なものを揃えてお子さまと一緒に山に登ってみてはいかがでしょうか。
その準備を整える上で、本記事が参考になれば幸いです。