今回は、ジュニアがスキー場で身につけている服装などを紹介したいと思います。
もし、小さなお子さまを連れてスキー場や寒冷地への旅行を計画されている方がおりましたら、参考にしていただければと思います。
なお、本記事は2~3歳、身長80~90cm前後の幼児を対象として記載しています。
モンベルで全て調達可能
子どもの防寒着は様々なところで買い求めることができると思いますが、我々は一式をモンベルで購入しました。理由としては、まず近くに店舗があったことと、店員さんがいつも親切だったこと(重要ですよね)。そして、品質が優れており、比較的リーズナブルであること。最後に、最大の理由として、モンベルは子供用品が充実しており一式全て揃うこと、です。1店舗で店員さんへの質問から試着、購入まで済ませることができるのは、なかなか落ち着かずに走り回るジュニアを伴っての買い物には大変ありがたいことです。
それでは、実際に2歳のジュニアをスキー場に連れて行くにあたり、実際に揃えた装備品を以下に説明したいと思います。
インナーウェア
ジオライン M.W.
汗をかきやすく、体温調整機能が未熟な幼児にとって、インナーウェアは冷えから身を守るためにとても大切です。普段は肌触りの良い綿100%の肌着を着せることが多いと思いますが、汗冷えから身を守るため、ウール生地や速乾性を持つ化繊のインナーウェアを着せるのが望ましいと思います。繊維の皮膚への刺激が気になる場合は、より刺激の少ないメリノウールを選ぶか、もしくはシルクのシャツを一番下に着ると良いでしょう。
我々が実際に購入したのは、モンベルの「ジオライン M.W.」上下です。
「ジオライン」はモンベルが独自に開発した高機能素材で、速乾・保温・制菌防臭の3つの効果を備えていると言います。価格は、シャツが¥2,530、タイツが\2,200と良心的です(2023年現在)。制菌防臭効果があるため、1セット持っていれば2日にわたり着続けても問題ありません。もし汚れてしまった場合でも、手洗いしてからタオルでくるんで水分を取ってから乾かせば一晩で乾きます。
また、特に気温の低い日はインナーウェアを重ね着することも有効です。特におむつの取れていない幼児の場合、尿などの浸透対策としてタイツは2セット購入するのが良いかもしれません。
スペリオシルク L.W. ラウンドネックシャツ
ジオラインは肌への刺激を抑えた素材ですが、肌の弱いお子様には同じくモンベルが出している「スペリオシルク」の肌着を一番下に着るのが良いでしょう。価格は少々お高いですが…
保温着
登山において中間着、あるいはインサレーションと呼ばれるカテゴリーの服です。体を保温することがその役割であり、速乾性能のあるフリースや中綿素材が好まれます。モンベルはキッズサイズのフリースや中綿、ダウンを豊富に展開しているので、温かさや携行性、価格を考慮して購入するのがよいかと思います。
我々が購入したのは、フリースとダウンです。
クリマプラス100 ジャケット Kid’s
「クリマプラス100」は、モンベルが展開するフリースの中では中程度の保温性を持つ素材で、「適度に軽くて暖かい」のが特徴です。より暖かいものが必要であれば、保温性能の高い(そしてより重い)「クリマプラス200」や「クリマエア」の製品を選択すると良いでしょう。「クリマプラス100」は90㎝から、より暖かい「クリマプラス200」や「クリマエア」は70㎝からのサイズ展開があります。
リバーシブル ダウンパーカ Kid’s
この「リバーシブルダウンパーカ」は、モンベルのキッズ・ダウンでは最も保温性が低く、軽量なモデルです。付属のスタッフバッグに入れると250mlペットボトルほどの大きさになるため、リュックやジャケットのポケットに忍ばせておくといざ寒くなった時に役立ちます。サイズ展開は100㎝からです。
アウター
パウダー カバーオール Kid’s
一番外に着るアウターには、モンベルの「パウダー カバーオール Kid’s」を使用していました。
モンベルの「パウダーカバーオール」には、「Baby’s 80-90」と「Kid’s 100-120」の2タイプがありますが、「Kid’s 100-120」が良いかと思います。理由は、「グローフィットシステム」によって±20㎝の身長差に対応しているため、身長が80㎝を超えていれば着ることができるためです。ジュニアも2歳当時の身長は80.2㎝でしたが、特に違和感なく「パウダー カバーオール Kid’s」の100㎝を着ることができました。
難点としては、裾幅が狭いためスキーブーツを覆えない=隙間から雪が入ってしまうということでした。ジュニアは3歳になってからスキーを始めたのですが、スキーブーツへの雪の侵入を防ぐため、ゲイターを別に着けて滑らせていました。これがまた面倒くさい上、すぐにボロボロになってしまい難儀しました…
*この点は、現行モデルの「Kid’s 100-120」では解決されているようです。裾幅が広くなり、スキーブーツに対応しているとのこと。また、フードがヘルメット対応になり、ICリフト券を入れるためのポケットが腕につけられたということです。さすがはモンベル、日々改善を怠りません。
その他小物
スノーゴーグル Kid’s S
スキー場は雪の照り返しによりる紫外線が強いため、目を守るためのアイウェアが欠かせません。モンベルは子ども用のサングラスやゴーグルも展開しています。ジュニアは「スノーゴーグル Kid’s」のSサイズを着用していました。2歳児の小さな頭にもフィットします。
トレールアクション バラクラバ Kid’s
子ども用のバラクラバまで販売しているとは、さすがのモンベルですね。雪や風が強く、滑る際に顔が痛い時でもバラクラバがあれば安心です。実際にはそのような気象条件で滑ることはあまりないため、バラクラバを使うことはほとんどなかったですがお守り代わりにバッグに入れていました。
パウダーブーツ Baby’s 13-15
モンベルの子ども用ウィンターブーツ「パウダーブーツ」です。「Baby’s 13-15」と「Kid’s 16-23」のサイズ展開があります。ジュニアは、スキー靴を履く前はこのパウダーブーツを履いていました。スキーブーツを履くようになってからは使用頻度が激減したため、必ずしも必要ないかもしれません。
パウダーミトン Baby’s
手袋は、手首まで覆える「パウダーミトン Baby’s」を使用していました。サイズ展開は2~3歳となっておりますが、かなりタイトな作りになっています。なのでインナー手袋と重ね着することは難しく、サイズアウトしたら比較的ゆったりめの作りの「パウダーミトン Kid’s」に移行した方がよいかもしれません。こちらはインナー手袋との重ね着ができる作りになっています。
その他、モンベルでは子ども用の靴下やインナー手袋なども販売しているので、一式揃えることができるため大変便利です。モンベルはセールをしませんが、アウトレットはウェブショップにて通年販売しているため、サイズが合えばかなり安く手に入れることも可能です。
幼児のスキーウェア一式はモンベルがおすすめ
以上見たように、モンベルでは幼児がスキー場で着る服や装備を全て調達することができます。価格も良心的で、何より高機能・高品質です。寒い地域にお住まいの方や、小さい子どもをスキー場に連れて行ってみたいと考えている方はぜひ一度近隣のモンベルストアを訪れてみてはいかがでしょうか。